「グループホームでの機能訓練 」 グループホーム中川原の家

転倒などの怪我が原因で大腿骨(ふともも)の骨折が起こり入院となった場合の話しですが、

現在の医療の進歩は目覚ましく、手術から3日後には病院での歩行訓練が開始されます。

そして入院から2週間後には退院となるケースが多くなり、以前のように1ヶ月以上の入院はほとんどありません。

しかし高齢者が大腿骨などの骨折をされた場合、脚の筋力が低下してしまい歩くことが難しくなり、車椅子や歩行器の使用が必要になったり、徐々に寝たきりとなってしまわれる事があります。

認知症をもつ入居者様には、ご自分が以前と違って転びやすい状態である事を理解されていない場合もあり、不意に立ち上がられたり無理な姿勢で動きだし転んでしまわれる事があります。

転ばれても上手く受け身がとれなかったり、骨粗鬆症が原因で骨がもろくなっている等、大きな骨折や怪我に繋がるケースが考えられます。

このような事故を防ぐため6月から専門知識をもつスタッフにより骨折や脳梗塞によるマヒ等により体を動かす事が難しい状態の入居者様に対し筋力の維持・向上を目的とした体操や機能訓練を行っております。

昔のように軽快に走ることが出来るようになった・・・とはいきませんが、限られた空間で毎日を過ごされる入居者の皆さまに達成感を感じていただいたり良い気分転換となるように、また認知症の進行予防のためにも適度な運動を、と考えております。