今年も徐々に暖かくなってきました、これからゴールデンウイーク・お花見・運動会などなど、外での活動が増えてきます。 シーズンオフだった大人達もゴルフやマラソン、テニスなどで体を使うようになりますし、子供たちも自転車や公園で遊ぶ機会が増えてきます。
外で体を積極的に動かすようになる時期、ついついなまった体を急に動かしたり、張り切りすぎることによって起きてしまう「スポーツ障害」です。 軽い筋肉痛から、骨折に至るようなものまで色々ありますが、今回はケガの約15%を占めている「捻挫」についてお話したいと思います。
まず捻挫とは関節を支える靭帯が外からの力で、ねじれたりすることで、傷ついたことのことを言います。
捻挫した関節は痛みで動かす事が、できなくなります。
そこで基本的な応急処置方法「R・I・C・E」を憶えておくと、日常で大変に役に立ちますよ。
- REST 患部を安静にする
強く関節に力が加わると、靭帯の付着部が骨折したり、関節が脱臼している可能性もありますので、専門医の診察を受けるまで安静にします。受傷部をテーピングで固定して、運動を続けようとする人がいますが、治癒までの期間を延ばすばかりか、血行障害をおこし、悪化させることもありますので、自己判断するのは危険であります。 - ICING 冷却
氷嚢を作って、患部に当て、包帯などで固定して、よく冷やしてください。冷却の時間は、おおよそ氷が溶けるくらい、約20分を目安にしたら良いでしょう。 - COMPRESSION 圧迫
患部の不安定な関節に、包帯などで適度の圧をかけて安定させます。 - ELEVATION 挙上
患部を自分の心臓の高さよりも高めの位置に挙上させます。これには患部の過度な腫れを防止する効果があります。
捻挫は応急処置を適切に素早くできるかで、治癒までの期間がきまります。捻挫をこじらせてしまうと、関節の動きが悪くなったり、靭帯が伸びてしまったり、同じ部分を繰り返し捻挫してしまう再発の原因になってしまいます。
捻挫をしたときには、無理をせずすぐに接骨院に来院してください。