『マズローの理論』学校で学んだ方や社会に出てからの新人研修などで学んだ方など 色々な場面で活用されている事で知られています。
介護分野においては介護福祉士の試験でも出題されるように、
「マズローによる人間のニード(欲求)の階層」
お年寄りの心理や欲求を理解しケアにあたるための知識として必須項目となっています。
マズローによると、人間の欲求は優先順位に従って5段階に分類されています。
第1段階として空気、水、食べ物といった生理的欲求(食べたい・寝たい・痛くない・苦しくない・かゆくない)
第2段階として安全、安心の欲求(安全・安心な生活がしたい)
第3段階として愛と所属の欲求(尊重してくれる・話を聞いてほしい・寂しくない)
第4段階として自尊心の欲求(認められたい)
第5段階は自己実現の欲求(元気なうちしか出来ない事をしたい・趣味・希望)
これを基に、考えると
例えば、体調の悪い人の場合、「~を食べさせてあげたい、~に連れていってあげたい。」等の、スタッフ(介護する側)からの一方的なプラスアルファの取り組みは 優しさではなく 体力的に厳しいですし、本人の安楽を妨げる可能性があります。
スヤスヤと眠っているところを無理に起こしてあれこれやられても迷惑ですよね。
この時の、利用者様の欲求は、どの段階にあるのかを照らし合わせてみます。
ご家族の介護に携わる皆さん、『どうして良いか分からない。。。』って事ありませんか?
その方がこの図のどの段階にあたるのか、どの部分に注力するべきなのか、そして、どのような声掛けが必要なのか マズローに当てはめてみたら分かりやすいかもです。是非、試してみて下さいね(⌒∇⌒)