頭痛、顎関節症、虫歯、肌荒れ、皮膚炎、首や背中の痛み、ガン、心臓疾患、不整脈、高血圧、骨粗鬆症、メタボ、PMS、おねしょ、便秘、むずむず脚症候群、イライラ、不安感、不眠症、無気力…
これはマグネシウム不足で起こる症状の内容です。
便秘改善、カルシウムの吸収に必要、筋肉が緩むなどの効果は知っていましたが、まさか他にもこんなに症状が関わっているとは・・・!
マグネシウムはビタミン類と同様に、身体の代謝を助ける時に必要な補因子です。例えば、人間がエネルギーを作るときに必要だったり、身体の組織を修復するときに使われる酵素の働きを補助します。カルシウムだけでなく、亜鉛・カリウム・ビタミンB群・銅・ビタミンDといった栄養素を吸収する時にも使われます。他にもいろいろな働きをするようですが、ここでは割愛します。
さて、ではどうやってマグネシウムを取るかです。
マグネシウムが多い食品はひじき・あおさ・ワカメ・海苔・昆布・しらす干し・アサリ・ししゃも・納豆・豆腐・アーモンド・ピーナッツ・カシューナッツ・切り干し大根・えだまめ・ごぼう・ほうれん草など。海の物が多いのは海の塩分にマグネシウムが多く含まれているため。
そう、つまり「良質の塩」からでもマグネシウムは摂取できるのです。
スーパーへ行った時に塩売り場で粗塩や自然塩などの「食塩以外の」食品成分表示を見てみましょう。「食塩以外の」と書いたのは、食塩は精製されていてミネラル分が取り除かれています。一方、粗塩や自然塩はミネラル分が豊富です。
ミネラルが含まれている塩は、代謝を助けるために、血圧は上がりにくくなります。食塩の摂りすぎが問題なのであって、粗塩や自然塩は極端に取らないかぎりは問題になりません。
あまり注目されていないマグネシウムですが、大切な働きをするので、気をつけながら摂っていきましょう