イヌリンの効果

こんにちは、北野接骨院です。今回は、イヌリンの効果についてご紹介したいと思います。

イヌリンの効果

イヌリンとは菊芋、にんにく、ゴボウなどに多く含まれている水溶性の食物繊維であり多くの効果効能が報告されています。
①イヌリンによる血糖値の上昇抑制効果

食事と一緒にイヌリンを摂取すると、カルシウムやミネラルの吸収率が向上し、糖やコレステロールの吸収が抑えられます。つまり、脂質や糖分のとりすぎによる肥満や糖尿病の予防効果が期待出来ます。

慢性的に血糖値が高めの方や、食後の血糖値が上昇しやすい方は、糖尿病を発症しやすいだけでなく、将来的には認知症のリスクが高くなると言われています。

糖尿病や認知症を予防する意味でも、食事と一緒に食物繊維を摂取する事がおすすめです。

炭水化物が多く、野菜の摂取が少ない食生活をしている方は、イヌリンや難消化性デキストリンなど血糖値を抑制する成分を使ってみるのも良いと思います。
②イヌリンのビフィズス菌増殖作用

イヌリンは胃や小腸では消化されず大腸まで届くため、善玉菌の餌となりビフィズス菌などが増殖します。

ビフィズス菌は活動の代謝物として、人にとって有益な短鎖脂肪酸(乳酸や酢酸)を作るため、短鎖脂肪酸(乳酸や酢酸)も増える事に繋がります。

短鎖脂肪酸は体の免疫機能を向上させるだけでなく、食欲を抑えるホルモンの分泌を促すためダイエットにも効果的で、短鎖脂肪酸は腐敗物質をつくりだす悪玉菌の増殖を抑える為、腸内での善玉菌の割合も多くなります。

悪玉菌が減少し善玉菌が増えると、腸内環境が良好になり下痢や便秘の予防にもつながり、美しい腸内フローラが形成されオナラの匂いも軽減されます。

その他、悪玉菌が作る有害物質が血液中に入り込むと体調トラブルを引き起こすだけでなく、さまざまな肌トラブル(肌荒れやアトピー制皮膚炎など)が発症する原因にもなるのですが、悪玉菌の減少によって、大腸内での「有害物質」の発生の抑制となり、大腸の腐敗や血液中に含まれる毒素の減少に繋がり、悪玉菌を抑える事で美容と健康に非常に有益であると考えられます。

イヌリンの副作用について

基本的には副作用と言われるようなトラブルはありませんが、個人差はあるものの稀にお腹がゆるくなったり、お腹が張ったり、腹痛が生じる場合があります。

食物繊維なのでダイエット効果があるからと言って食べ過ぎるのはよくないかもしれません。

まとめ

適量を毎日(1日3グラム)継続して摂取することが大切で、糖尿病、メタボリックシンドローム、認知症が心配な方は、取り入れてみてはいかがでしょうか?