日頃、介護に携わっておられる家族・介護職員の方たちに
こころ休まる詩をご紹介します
藤川幸之助:まなざしかいご
中央法規、2010 認知症の母の介護
まなざし
ただの視線ではない
まなざしには
その視線をおくる者の
心がうつすだされている
まなざし
向ける者と向けられる者
向けられる者とむける者
母と子のように
微笑みでありたい
空と海のように
澄んでいたい
まなざし
言葉をこえて
意味をこえて
見つめることで
静かに愛しあいたい
まなざし
人の体さえもこえて
目をつむって想像してみてはどうでしょうか。
少し肩の力を抜いて介護に向き合えると思います。