「外国人技能実習生」もう、皆さんご存知ですね。
少子高齢化が進む日本「外国人技能実習制度は日本の人手不足を安く解決するためのもの
では無く、開発途上国の「人づくり」をすることが主な目的。」
目的に反してこの制度が利用されないように、監理団体や機構が厳しく大事な海外からの働き手を守っています。そして、受入れる私たち企業(介護)も守ってきました。
しかし、今朝の新聞の見出しは そんな受入れ企業側から見て大変残念な記事でした。
外国人実習生の半数以上が平均54万円もの借金(家庭の借金ではなく、
日本に来るための送出し機関に支払う手数料又は仲介料)を抱えているとの事です。
あくまも平均により高額の人は100万円を超えている実習生もいます
(実際、当社の実習生も70万以上の手数料を借金していました)
確か、送出し機関には手数料の上限金額の設定があり(国ごとに金額が異なる)
ミャンマー2,800ドル、ベトナム3,400ドル、中国3,000ドルだったと思います。
(定かではありませんし、上限を超える額が多いそうです)
つまり、現在ミャンマーの実習生が日本で働く(技術を学ぶ)には
最低でも30万円を支度金として準備しなければ日本には来れないのです
【ちなみに】ミャンマー全体の平均月収は約1~2万円(これはアジアでは最も低い賃金)
そんな体制の外国人技能実習制度で良いのでしょうか
心優しく、介護に向き合える外国人の方は沢山います。
また介護福祉士を目指せる能力とモチベーションがある技能実習生も沢山います。
もう一度「外国人技能実習制度」を見直し
実習生に負担なく、送出し機関・受入れ企業にも満足できる方法を
是非、導き出して欲しいと願います。