こんにちは。
季節の変わり目になると、朝晩と日中の気温差が大きくなります。特に、高齢の方は寒暖差の影響を受けやすく、体調を崩される方も少なくありません。
今回は、寒暖差が体に与える影響と、その対策方法をわかりやすくお伝えします。
◆ 寒暖差が体に与える影響とは?
年齢を重ねると、若いころに比べて体温調節の機能が弱くなります。そのため、気温の変化にうまく対応できず、自律神経が乱れたり、血圧の変動が激しくなったりします。
こんな症状が出たら寒暖差が原因かもしれません:
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朝起きたときに体がだるい
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肩こりや頭痛が続く
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食欲がない、なんとなく元気が出ない
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気分が沈みがちになる
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血圧がいつもより高めに出る
特に、高血圧や心臓病、糖尿病などの持病をお持ちの方は注意が必要です。
◆ 「寒暖差」対策
年齢に合った対策をとることで、寒暖差による体の不調を防ぐことができます。今日からできることを一つずつ取り入れてみましょう。
1. 服装で上手に温度調節を
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朝晩は冷え込むことが多いため、薄手の上着やカーディガンを常備
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外出時は首元・足元を冷やさないようにマフラーや靴下を活用
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寒い日は帽子や手袋も効果的です
2. 室温管理をしっかりと
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暖房・冷房の温度は20〜24℃を目安に調整
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室内と外の気温差が大きくなりすぎないように注意
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加湿器などを使い、湿度も50〜60%を目安に
3. 温かい食事で内側からポカポカ
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毎食、温かい汁物を取り入れる(お味噌汁やスープなど)
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生姜や根菜類を使った体を温める料理がおすすめ
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水分補給も忘れずに(冷たい飲み物より常温か温かいものを)
4. 軽い運動や体操で血流改善
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室内でもできるラジオ体操や足踏み運動などを毎日少しずつ
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朝はゆっくり体を動かしながら、1日のスタートを
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動いた後は、軽くストレッチして筋肉をほぐしましょう
5. お風呂でしっかり体を温める
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38~40℃程度のぬるめのお湯にゆっくり浸かる
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血行が良くなり、夜も眠りやすくなります
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入浴前後の脱衣所の温度差にも注意(暖房器具の使用がおすすめ)
◆ 寒暖差とうまく付き合って、毎日を元気に
寒暖差は目には見えないものですが、体への影響はとても大きいです。
「ちょっと寒いな」「なんとなく疲れやすいな」と感じたら、無理せずに体を休め、気温に合わせた生活の工夫をしてみてください。
日々の小さな積み重ねが、これからの健康を支えてくれます。
季節の変わり目を元気に、心穏やかに過ごしていきましょう。
もし、寒暖差による不調が続くようでしたら、かかりつけの医師に相談することも大切です。
「年のせいだから仕方ない」と我慢せず、できるだけ早めの対応を心がけましょう。
