こんにちは。梅雨に入りじめじめとした空気の中、いかがお過ごしでしょうか。外出がおっくうな時、お部屋で読書してみてはどうでしょうか。
今回おすすめするのは 藤川徳美 著 ”うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった” です。
広島県の心療内科の医師が書かれた本で、鉄分不足が疑われる患者さんに鉄剤接種を勧めたところ、それまでは治療が難しかったケースでも改善された方が多かったということです。内容は少し難しい部分もありますが、症状に心当たりがある方は読んでみるとよいかもしれません。
鉄分不足でおきる可能性がある症状
・イライラしやすい
・集中力低下
・神経過敏。ささいなことが気になる
・立ちくらみ、めまい、耳鳴り、片頭痛
・節々の痛み(関節・筋肉) 腰痛
・喉の違和感(喉がつまる)
・冷え性
・朝なかなか起きられない・すぐ疲れてしまう
・出血(アザ)、コラーゲン劣化(肌、髪、爪、シミ)
・不妊
・レストレッグス(ムズムズ脚)症候群
・やたらと氷を食べる・・・など。
もちろん、鉄剤接種だけで改善できなかったケースもありますが、うつ・パニック障害だけでなく、多くの症状が改善されているようです。
日本の貧血基準は欧米の基準より低く、そのため多くの日本女性の鉄分不足が見落とされている可能性があります。
ただ、鉄剤接種とあわせて、高たんぱく・低糖質食+高ビタミンCの食事療法をしないと鉄分の吸収がうまくいきにくいとのこと。
現代人の食事は高炭水化物でビタミン・ミネラルの栄養不足が起きている可能性があります。興味をもたれた方はぜひ、読んでみてくださいね。
出典 藤川徳美 ”うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった”
2017年 光文社新書